LIFE IS BEAUTIFUL@HK /JP 25年ぶりの日本暮らしとお仕事、旅…

日々色々なことはあるけれど「人生は美しい」と言い続けたい。

ものを手放すことで得られるメリット「より少ない生き方・ものを手放して豊かになる」ジョシュア・ベッカーより  

 

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こんにちわ。ろみい(RomieRomie5)です。

 

ここ2週間ほど日本の実家に帰省していました。

日本では日本の大学で勉強中の息子と登山に行ったり、友人たちと会ったり、美味しいものをたくさん食べたりしました。

そして、一番の目的は4月に他界した母の遺品整理、残された父の生活(プラス、同居人の息子)の再基盤を確認し、少しばかり手伝いに行ってました。

 

その中で時間があるときに手に取って読んだ本があるのですが、アメリカで人気のミニマリズムブログ「Becoming Minimalist」の著者、ジョシュア・ベッカーによる「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」

この本で書かれていることは、シンプルライフ、ともすればミニマリストに憧れたことのある私にとっては共感するところがとても多かった本です。

 

そこで、読んだ感想今日は書きます。

 本当のミニマリズムとは...

ミニマリストになることは、何もない部屋、禁欲的、真っ白な壁、つらい倹約生活、家具が全くない部屋で座る人、大抵の人はこんなイメージを浮かべるのかもしれないけど

彼の言うミニマリズムは、むしろ苦行とは反対で、自由であり、心の平安であり、喜びで、彼が目指すのは、誰もが適正量のものを持ち、そのおかげで最高の人生を生きられるようになることだと言っています。

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■高価なものをいくら持っていても、幸せになれるわけではない。
それどころか、ものがありすぎるとむしろ幸せから遠ざかってしまう。
いらないものを手放せば、本当に大切なものを追求する自由が手に入る。

ミニマリズムとは、「いちばん大切にしているものを最優先にして、
その障害になるものは排除すること」だ。

 

ものを減らすと、ものを増やしていては絶対に味わえないような喜びが手に入ると彼は言います。今の世の中においては、テレビや雑誌、お店を歩いていても「もっと買え、もっと買え。」というメッセージばかりを受け取ってしまいがち。ともすれば多くの誘惑ですよね(笑)

しかし、ものの少ない生活には人生を変える力があるというのです。以下は、ミニマリズム生活を実践することにより、著者がものを手放すことにより得られるメリットです。

ものを手放すことで得られるメリット

1.時間とエネルギーがふえる。
ものを少なくすれば、時間とエネルギーは逆に増えるはずだ。
その時間とエネルギーは、自分にとって大切な何かに使うことができる。 

2.お金が増える 
簡単なことだ。買うものが減れば、使うお金も減る。
ものを買うお金だけでなく、維持管理にかかるお金も節約できる。
もしかしたら、経済的自立という夢を達成する方法は、
もっと稼ぐことではなく、ものを減らすことかもしれない。 

3.人のためになることができる 
買うものを減らし、お金のかからない生活をしていると、
意義に賛同する慈善活動などにお金を出す余裕ができる 。
お金の価値は 、その使い道ですべて決まる。
ものを買うよりも価値のある使い道は数え切れないほどある。

4.自由が増える
ものがありすぎると、ものの奴隷になる。
肉体的にも、精神的にも、経済的にも、ものに支配される。
ものは場所をとるし、持ち運ぶのも手間がかかる。
そして心に重くのしかかり、気持ちを沈ませる。
逆に不要品を処分すれば、それだけ自由を手に入れることができる 。

5.ストレスが減る
ものが増えるたびに、心配事も増えていく。
ものがたくさんあって散らかっているのは、ストレスの方程式だ。

6.環境にやさしい 
過剰な消費は、地球環境の破壊を促進する。
消費を減らせば、環境へのダメ ージも減らせる。
その結果、子供や孫たちも含めたすべての人たちのためになる。 

7.質のいいものを持てる
いらないものまで買うのをやめれば、本当に必要なものを買うときに
質の高いものを選ぶことができる。
ミニマリズムはただの倹約とは違う。
ミニマリズムはひとつの哲学であり、ものが多ければいいのではなく、
質のいいものがいいという考え方だ。 

8.子供のいい手本になれる
子供にきちんとした価値観を植えつけ、
過剰な消費をあおる文化から自分の身を守れるようにしなければならない。

9.人に面倒をかけない 
家にものがあふれている状態のまま死んでしまったり、
介護が必要になったりしたら、残された人(おそらく愛する家族)に面倒をかけることになる。
ミニマリズムを徹底していれば、人に面倒をかけることはない。 

10.人と比べなくなる   
他人と比べてしまうのは、人間の本能のようなものだ。
意識して所有物を少なくすれば、
誰も勝つことができない「比較」という ゲームから降りることができる。 

11.満足できる 
自分が不幸なのはある特定のものを持っていないからであり、
それさえ手に入れば人生に満足できる。
私たちは、そんなふうに考えがちだ。
しかし、物質的な所有物は、絶対に心を満足させてはくれない
(何かを買っても、すぐにまた不満になるのがその証拠だ)。
際限なくものを追い求めるのをやめたとき、そこで初めて人生の不満の正体がわかるだろう。

最後に...
こんなにもメリットがあるのなら、実践する価値はありますね。

ミニマリストに興味があり、少しずつ出来ることから始めている私ですが
今までも、少しモノが減っただけでも、この中にあるメリットの多くを感じています。また、何が自分にとって大切で、そうでないかをじっくりと考える良い機会となりました。

私的には、4月に母を亡くし、残された家族とともに実家の片付けという課題があります。1人の人が生きてきた証しとして公的にもたくさんの手続きがありますし、本人が所持してきたものは、意外なほどにたくさんのものがあります。自分のモノも減らしても、減らしてもなかなか減らないことから、減らさない努力をしている方ならなおさらですね。

両親の残しているものを最後まで面倒みることも、子どもの両親に対する親孝行と思っていますが…正直、大変なことです。

なので、自分に関しては、9番目は、こころに残りました。
今後、真摯に向き合っていきたいと思っています。

では...

 

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