『フランス人は10着しか服を持たない』を初めて読んだのは
この本が出版されてすぐの頃でした。
読みながら、まるで自分もフランスにいるような気分になれ、
そして、気軽に読める読み物としてパラっと中を見て購入したことを覚えています。
この物語は、アメリカはカリフォルニアで生まれ育った女子大生(若き日の著者)が、
フランス・パリの由緒ある家にホームステイすることになり、
マダム・シックに出会います。
このマダム・シックの女性として、妻として、母としてのマダムに感銘を受け
シックなライフスタイルに目覚めていく著者・・・
それは、当時の私にとっても、一種憧れのようでもあり、
自分の生活にも、すぐ取り入れたいと思ったことが3つありました!!!
1、きちんとした食事が一番大事
筆者は、カリフォルニアにいるときには、
テレビを見ながらスナックをポリポリ食べ、
キッチンで携帯電話を型と耳の間に挟んだまま、
いい加減な食事をしていたということ。
なんだか、どこかで聞いたことがあるような情景ではありませんか!
当時は、わたしも仕事の忙しさにかまけ
子供たちには、きちんと食事を食べさせても
自分の食事に関しては、いい加減にしていました。
著者は、「マダムシック」が作る美味しい手料理を食べて、
間食をやめ、食事を楽しむことを提唱します。
確かにこの本を読んだ時の私は疲れやすい生活習慣を送っていました。
それから、少しばかりきちんとした食事になるよう心がけました。
するとどうでしょう。
体は、正直に答えてくれるんですね。
体力があるから大丈夫では、すまない40代。
自分の体を大事にしてあげたいと思いました。
一度に2つのことをすると
どちらもしくじることになる
~ブブリリウス・シュレス~
これは、著者の好きな格言の一つです。
わたしも食卓に向かうとき、目の前にある食べ物、料理に
もっと感覚を使って、情熱を傾けたくなりました。
そして、大切なことほど、この感覚が必要と思っています。
2、自分らしい洋服選び
本のタイトル『フランス人は10着しか服を持たない』を見ただけで
本を購入した方も多いと思います。
わたしも実はそうでした。
あの頃には、既にずいぶんと服を減らしていると思っていましたが
この本を読んで、さらに服を減らしました。
そして、減ったことから、著者が言うことが
以前よりも随分とわかるようになったと思います。
「自分らしいスタイルがちゃんと決まってからは、
お金も時間も随分と節約になった。基本的にトレンドは無視して、
自分に似合う好みのスタイルを貫いている。」
まだまだ、学びながら邁進中ですけどね。
3、物質主義に踊らされない
著者のジェニファーと夫が買い物に出かけ
見栄から常識外れの値段のパンツ、本当に必要でもないものを
その時の見栄で買ってしまいます。
わたしたちもヘタをすると、本当はそこまで欲しいものではないのに
店員に進められて断れずに買ってしまうなんてことはないでしょうか?
後になって後悔する買い物の仕方です。
¨見栄と物質主義に関しての教訓を学んだ¨と著者が書いていますが
わたしたちの生活の中でも
雑誌やテレビやメデイアがいいと言っているからと
本当に必要でもないのに、あまりよく検討せずに購入したり
時には、人々の不安を煽っていながら
これは安心、これさえあれば大丈夫!なんていううたい文句も
わたしは、ほぼ信じません。
自分たちの予算をきっちり見極めて
その中から一番良いものを選ぶ。
必要なのは、下調べと品質を見極める確かな目。
いつも自分なりによく考えて、
その時に一番良い物を使っていると、
自然と目が肥えて、品質を重視するようになってくるように感じます。
そして、本当に必要だったものが手に残ります。
いつも自分にとって一番良い物を使って、
毎日を気分良く過ごしたいですね。
~最後に~
結局のところ、豊かな暮らしは自分次第なのだと思います。
だからこそ、自分の価値観をしっかりと持つことが大切だと。
自分の価値観がよくわからないなら
いろんなものを見て、考え、経験して...
そこから、学べばいい。
そして、わたしも
日々、試行錯誤。
今というかけがえのない時間を
大切な人と過ごし
何気ない日常から
幸せを見つけていきたい。
と、そんなことを思いました。